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さて、ここから樹海ラインであるが、すでに6時。 日暮れが遅い時期とはいえかなりピンチであった。さてどこまで稼げるか。 樹海ラインからしばらく行くとなかしょう氏が後ろから追って来た。 というかいつの間に後ろに行ったのかさだかではない......ここまでの行程で なかしょう氏とすれ違った覚えは一度もなかったのであるが....... 小坂あたりで寄り道していたのであろうか。 ここから日も暮れていよいよ暗くなってくるので安全のためにもペアランを 実行することになった。雨の方はあがってきたようだ。 七滝についた。こちらは今迄見て来た滝に比べてこれといって特徴はなかった様に思う。 7段とのことだが霧でよく見えなかった。 この滝を見入る時間はないのでとにかく樹海ラインを行くことにした。 ちなみにこのとき7時。日が暮れる寸前といったところだ。 ペース配分についてはまあまあで9時くらいにはつくかなぁと思っていた。 まあそれでも夜ですけどね(^^; しかしながら日が暮れてくると自転車のライトだけでは視界が開けず。もはや ペースをおとさざるをえない状況であった。 道そのものは広く走りやすいものであったので助かりましたが....... 日暮れ後......... それまでは暗くて見えにくいなぁというものであったが、みるみるうちに 暗くなっていってもはや暗闇そのものであった。街灯もなくただただ杉林が続く だけである。前を見ても後ろをみても暗闇でうっすらと月明かりに照らされた 木々が無気味に聳えたっていた..... 星が気休め程度に綺麗にまたたいていたが....... かなり無気味で一人ではまず走れないくらいの恐ろしさであった。 それだけではまだよいが山頂に向うにつれて今度は霧がおそって来る始末。 2人で並走しているとはいえ動揺を感じずにはいられませんでした。 お互い証明機具が今一つで、私はLEDランプ。なかしょう氏はラジオを かけるなどの手段を用いて気を紛らわせていた。 ビーナスラインの時(99信州合宿参照)の霧にはおよばないものの 相当な濃霧で真っ暗で判別不能状態に陥っていた。 その前は杉林や星、月が見えていたと言ったが、もはやそれも確認できず 真っ暗闇にライトを照らすと霧で白く乱反射されるといった有り様であった。 つーか...目の前のなかしょうさんの存在も確認しずらい... 後から調べるとこの鉛山峠付近まで800mほどあったらしく こんな真夜中に走ること事体、発の試みであった。 もうどのくらい走っただろうか....景色は一向に変わらず(というか何も見えない) もう精神的にも体力的にもまいっていたので歩くことになった。 特にこげないこともなかったが何も見えないしかえって疲れるだけなのだ。 この時間の車の通行はまばらで滅多に通らない。 こういう時には車は少しでも通って欲しいものだが皮肉なものである。 今迄の案内板はすべてスピード表示とか我々が期待するものではなかったが 珍しく展望台の表示があった。なかしょう氏とはもう夜も遅いから ここで一泊しようかということを言ってましたが....... ちなみに展望台で寝るのはミルクロード(99九州地獄ツアー参照)以来であるが どちらも切羽つまった状況でやむ終えない部分はあった。 するとこの展望所、人気があるではないか?かすかに人のしゃべり声が聞こえる その方向を伺うと濃霧につつまれてわずかな光が..... どうやらむこうも我々のことを察知しているらしい。 彼等は3人いて年輩の人が2人で比較的若い人が一人いた..... お互いライト越しに話をした。彼等は魚釣りをしてこの展望台で食していたようだ。 しかし何故こんな時間に!? しかし彼等から我々を見ても同様と思えるであろう。 「おたくら、こんなところで何やってんだ?」 『自転車で梺から登ってきたんです』 「こんな夜遅くまでたまげたな〜これからどこへ?」 『十和田湖方面へ行く予定でしたがもう遅いのでここで野宿しようと 思ってます』 「湖畔だったらここをそのまま下って突き当たりを左ですぐだべ」 『そうですか。どれくらいでつきますか?』 「そうだなあ車で10分くらいだから30分もあれば充分だ」 「え〜この道をずっとまっすぐいって突き当たりを左です。それから くだって行くと信号がありますのでそこを右に曲がってください」 「左行ったらだめだべ、んじゃらばとんでもね〜とこさ行っちまうからな」 滝の沢峠とか付近であろうか....... まあ、それまでに気付く可能性はあるが..... あとホテル等の宿もあたってみたが1時間かかるらしくこの時間にやってる 望みは薄いとのことであった。 しかしキャンプ場までの道のりはそうけわしくくはないとのことなので それまでがんばってみることにした。ちなみにこのときの会話時間は けっこう長かったと思う。他にもいろいろな話はしたかと思うが 何度も同じ話をくり返しているように感じたからだ。私は気にしていなかったが なかしょう氏は早く出発したかったようだ。 はっきりいってこのような真夜中に山の中で人にあえるなんて思っていなかったので 気が楽になったことはたしかでしたね。 3人の釣り人が言っていたとおりそこからはひたすら下りであった。 あいかわらずの霧で見えにくいものの下りであったので楽にいけたと思う。 発荷峠の交差点に辿り着いたころには霧が晴れてきて幾分走りやすくなった。 そこからはやや道が荒れてきたものの軽快にダウンヒルをしてあっというまに 湖畔に辿り着いた。あとは街灯もあったので無事キャンプ場に辿り着くことが 出来たのであった。 キャンプ場はけっこうな広さで管理室もあるくらいの設備の整ったものであったが どこも閉まっているように思った。 ただなかしょう氏が晩飯を食べていないので無理に開けてもらい購入したとか..... テントは入り口付近にたてることにしました。 テントを立てずに売店前でゲリラしようかとも考えましたが、湖畔は蚊が多い印象も あるので無難にテントをたてて寝ることにしました。 このとき午後10時......1日目から疲れました。 |