いきさつ
年始を小笠原にした経緯はいろいろあったんですが、やはり離島情緒でしょうか?
離島というのは本土と違った雰囲気や独特の文化が根付いていて個性的だというのがあります。
しかも小笠原というのは日本で最も到達に時間がかかるであろうという場所であり
それだけの秘境的味わいがあるのではないかと思いました。
当初はいつもどおりの流れでヨーロッパや台湾など外国へ行こうと思っておりましたが
前者は燃料費や不況の波とかで費用が高く後者はフェリーで八重山とセットでと考えて
おりましたが、やはり不況でフェリーが廃止されてしまいました。
飛行機で台湾というのもあまり味気がないので、よりアクセスが難しい小笠原に相成ったわけです。
フェリーでしかアクセス出来ないので休みが多い年始くらいしか不可能なので。。。
前夜
さて初日ですが、明日の出航にそなえてとりあえず東京に前泊する。
東京は何度も行っていますがせっかくなんで観光を・・・築地を軽く散策して海鮮丼を食べた。
前回は月島でもんじゃを食べようと思ったが、何やら一人では駄目だという不可解な理由だったので
食べれただけでもよかったと思う。
やはり、都会の海の幸はこんなところかな〜という印象。味はおいしかったのですが
量はやはり地方には適わないと思いました。その他は大したこともなく一日を終える。
船内
★この日は小笠原1日目であるが、実はこの日につくというわけではない。午前中に出ても
到着は明日になる。この日はゆっくり航行を楽しむ。せっかちな人は無理っぽいかな・・・
ちなみに特2等が取れたのはよかったと思う。予想通りこの時期の2等はすさまじいことになっていた。
狭い区画にて押し込まれていて、寝返りも打てないのではないか?と思った程だ。
数人で来ているのであれば気心知れた人と談話することも出来るがソロではそうもいかない・・・
プライバシーも確保されないまま、ただただ耐えないとなりませんから。
早い段階で小笠原を考えておられるのであれば別途旅行会社を利用するのが良いと思う。
小笠原へ行くにあたって、個人で切符を手配するのは社会人の立場からしても不利なのは
わかっていたので旅行会社にて抑えてもらうのが妥当を感じていた。
宿もセットになるので手配も楽になると思ったからである。
★フェリーのレストランは力を入れている印象があった。一番大きいのは作り置きじゃないことだろう。
これで暖かい状態で食べることが可能である。ただ、外洋であるためゆったりと楽しめないが・・・
外の景色はあまり拝む機会がなかった、というのも風が強く締め切っている様子だったからだ。
終止、ベットで本でも読んですごすことの方が多かった。
覚悟はしていたが、この時期に外洋に出ることのリスクはけっこうあるようである。
ただ帰りの方がさらに時化は増すことになるのだが。
●小笠原1日目
★長い航海を得て次の日の正午ごろ船はたどり着いた。二見湾では先客である太平洋フェリーの
停船があり乗客がこちらに手を振っていた。あんな中途半端な場所に停泊して、上陸とか
ややこしそうだなぁなんて思ったんですけども・・パックでも太平洋フェリーで行くものも
あったんですが、いろいろ制約があり自由がきかないのでやめたんですけども・・
それでもおがさわら丸の地獄の雑魚寝に比べたら(結果特2等が取れましたが)どうかなと
悩んではいたんですけどね。結局、自由がきくこちらを選びました。

★天気はイマイチの様子で独特の海の色、ボニンブルーはあまり実感できませんでしたが
確かに海の色は濃い群青だったような印象です。
港につくと地元民と思われる方々の歓迎があり、ここが随分な孤島であることを印象づけます。
ここまでの熱烈なモノはここだけだと思います。以前いろんな旅行記を見ていたので
こういうのがあるのは知ってはいましたがやはり実際行ってみるとすごいという実感がありますね。
★さて、パックで宿もとったので予約した宿の看板を探す。それ程まよわずに探せた。
さて宿泊者が皆集まったようなんで宿の車に乗って宿に向かう。
ちなみに私は座席には乗れなかったので荷台へ・・・
宿そのものは特に変哲もない普通の民家でありふれた民宿といったイメージだった。
まあ下手に洒落たところよりも私はこっちの方が過ごしやすくてよかったとは思います。
★余計な荷物をすべて部屋に置いて散策に出る。南国の雰囲気はあるが沖縄とか南西諸島とは違って
亜種といった印象。ハワイとかグアムに似た(行ったことないけど(^^;)雰囲気・・・
トロピカルムード一色って感じですね。理由はこの島の歴史がまだ浅いから、昔からの伝統文化に
乏しいのではないかと感じたのです。
昼飯はボニーナという店でポキ丼を。。ポキとは地元の魚らしくアオサらしき海草も入ってました。
ただ、注文が忘れられてた様子ですけど・・・後に来たお客の物の方が早く来たんで。。
それが縁でちと話した覚えがあります。行きの船の件とか・・あんまり覚えてない(−−;
★この日は半日しかなかったので近くを散策することにする。
三日月山が一番手軽そうなので向かうことにした。標高はあまりないものの
やはり折りたたみ自転車では苦しい・・途中、展望台のところで自転車を停めてここから
徒歩にて山頂へ向かう。道はかなり整備されており歩きやすかった。
ときおり熱帯性の植物が見られるので歩いていて飽きない。
山道というよりも遊歩道といった方が良いと思う。
山頂には岩場があり、そこからの展望は良かった。大村の集落と二見湾。そして
北には兄島や太平洋の海が。。。360度の展望が開けて開放感がありましたね。
★そこから三日月山展望台に戻る。ちょうど夕暮れどきだったのか人はけっこういたようだ。
この島、絶海の孤島であるものの過疎的な島時間というのは流れている気がしない。
この時期、観光シーズンの為か人口密度が高いように思われた。先ほどの遊歩道でも
何人かすれ違いましたし。
いくらか行き来している船を眺めた後、場所を後にする。あんまり日が暮れては帰りにくくなりますから。
三日月山に至るまでの道ぞいにちょっとした戦跡があったので立ち寄る。
なんかの貯蔵庫だったのか・・・説明があったが忘れてしまった。


★ここから麓に戻り日が暮れるのには時間があったのでビジターセンターにて時間をつぶす。
小笠原には固有種が多くそういうのを事前に知っておいた方がより散策も楽しめると思います。
30分程まわりましたがもう閉まるらしいので途中で切り上げて宿に戻った。
ビジターセンター前には海岸があるんですがなかなかほのぼのして良いです。
ちょうど日暮れだったんでちょっと黄昏てました。
★この後、再度大神山公園にて初詣(?)する。久々に初詣ってこれ正式なもんですかね?
正月って大概旅に出てるんで世間一般(?)の正月を初詣や田舎に帰るといったことに
まったく相反したことしてるんですねぇ・・・
この神社は階段がけっこうあって登りきるのに10分ぐらいかかりますね。
頂上には人が2,3人くらいいたようです。夜景は100万ドルではないですが
仄かなキャンドルってイメージですかね。ただ、割と繁華街チックではあり、離島のそれとは
ちょっと違う感じです。大村には大村トンネルという自転車(歩行者専用)のトンネルがあります。
車道よりややショートカット出来るので便利な場合もあります。

★晩飯を食べて部屋でTVでも見て思い思いに時間をすごしておりました。
この日、大晦日の花火やイベントがやっていたのは知っていたのですが残念ながら寝ちゃいましたね。
音はなんとなく聞こえておりました。
なんか随分疲れてましたし、明日はエコツアーもありましたんで早く寝ようと思ってたんです。
●小笠原2日目
体験ダイビング
★この日はエコツアーの日の予定でした。ただ前日から風が強く怪しいとはうすうす感じていましたが
やはり欠航でした。変わりに島案内をして頂けるってことでしたんで、とりあえずは体験ダイビングのみ
湾内ビーチでやるということで合意しました。
まずは宿の前で待ち合わせをしてショップへ向かう。シータックというショップなんですが
ちょっと繁華街から離れた丘にある感じでした。そこで機材の説明などを受ける。
インストラクターのよると私自身がけっこう緊張している様子だということを察知していたようです。
こういう水の中にもぐるというのは初めてなんで不安があります〜みたいには言っていたのですが。
呼吸法や耳抜きなどいろいろと説明を受けた。スーツのときやや私の着心地が窮屈ですねぇ〜と
言われたのはちょっと(汗)でした。どうも最近はメタボの傾向が見受けられますから。。
まあ移動出来ないわけではないので・・・
★ここから釣浜に一度出たが海況が思わしくなく二見港近くの製氷海岸(こんな字でしたっけ?)にて
行うことに。スーツは半分着ていたのでそこから全体に着てそのまま海の中へ。。。
海の中でタンク(重い)やフィンを取り付けたのですがバランスが難しく何度もこけそうになった。
インストラクターの人もなかなか苦労されたのではないかと思います。
さてなんとかなった(?)ところでその場で潜る練習。。けっこう慣れないと難しいですね・・・
これって焦ったら駄目ですわ・・・呼吸にせよ身体の動かし方にせよリラックスしないと
どんどんもがいて深みにハマる感じです。最初はじたばたしていたものの慣れてくると少しは
呼吸も落ち着いてきたように思います。
★さて、ここからちょっと沖合い(深さ2〜3mくらいですかね)にでて遊覧するわけですけども
自力で泳ぐのは殆ど無理でしたね。どうも前に進まないというかそれ以前に浮いちゃいます。
最初はタンクとか重いんでそんなことはないと思ってたんですけど予想以上でした。
ただ、呼吸と耳抜きだけはなんとかこなせましたんでそれ以外はインストラクターに任せてました。
たまに片方の耳抜きを失敗して痛くなっちゃいましたが。。。
ちなみに水中カメラも持ってたんで潜っているところを撮って欲しいとは思ってたんですが
泳ぐことでせい一杯で余裕はありませんでした。
それでも遊覧して魚やサンゴ礁を見てまわるくらいの余裕は出来てきました。
インストラクターによるとこの海岸の透明度はイマイチとのことですが、初めての私にっては
かなり新世界だったことは間違いありません。今度はもっと晴れているときに行ったら楽しめるだろうなあと
思います(すでにまた潜ろうかと思ってたりして(笑)

初寝浦トレッキング
★午後はどうしようかと思いましたがとりあえず山道は沢山あるのでサイクリングがてらそちらに
伺おうと思ってました。初寝浦というところが裏道っぽく人気もなさそうなので行ってみることに
その前に昼飯を・・・昼は波食波食という店でチャンプルーを。チャンプルーは沖縄の方言で
炒め物という意味ですが、ここのチャンプルーは地元素材を使っているとのことで選びました。
魚のつみれなどがインパクトがありました。

★初寝浦は島の中腹の山々にあり山間の散策道にてたどり着く海岸です。
ちょっとおりたたみでは厳しい坂道を登っていった。。東海岸は随分と標高がある様子です。
途中、野生のヤギが崖のところに沢山いました。ヤギは家畜が野生化して繁殖しすぎたようです。
ここから森の中へ入り展望台へ。ここには戦跡がありどうも見張り場所だったような雰囲気です。
この島も戦時中は関所の役割があったんでこういった遺跡が沢山ある様子でした。
★ここからしばらく行くと初寝浦への山道があった。いきなりわき道って感じでしたね。。
一応、道しるべはありましたが・・こちらの道は明らかに山道でした。岩もごつごつしているし
なかなかタフなイメージです。あるところまではゆったりしているのですが、中盤からいきなり
下り坂って感じでしたね。。けっこう急勾配なんで脚に随分負担がかかるといった印象でした。

★坂を下りきったところに砂浜があり初寝浦は広がっていた。
ここは間違いなく一番人気がなさそうな場所であるところのひとつではあると思うのですが
残念ながら貸切とはいきませんでしたね。人がちらほらと見受けられました。
しばらく海岸から地平線を眺めつつ黄昏れた時間をすごしていました。

ここは人口密度が高い今現在としては少しは落ち着いた場所であったかと思います。
さて、ここから戻りますが、行きが下りだったので帰りはちょっと急勾配な登りで疲れました。
南下する時間はないので戻ります。
★ここからはまた大村集落に戻り先日全部観れなかったビジターセンターや土産屋などを見て歩く。
調査などで北硫黄島や南硫黄島などに行ったときの資料が印象的だった。
あんな崖しかないような大自然の島でテントをはってサバイバルしている様子や
固有種の研究などが書かれており非常に興味深かった。
最後、島を出るときに徹底的に物は持ち帰り、持ち帰ったあともしっかり処分をする徹底ぶり。
そこまでしないと固有種を守れないんでしょうね・・・・
父島はあそこまで繁栄しちゃうと外来種は防げないのは納得です。
ナイトツアー
★この日の晩はナイトツアーに申し込んでいた。ただでさえ滞在時間が少ないので夜でさえ有意義に
使いたい気持ちがありましたんで・・・いろいろショップはありましたがボニンブルーシマと
いうところにしてました。参加者は10人くらいいたと思われます。
こういう真っ暗な時間帯はまず個人では無理ですしね。。。
各宿を周ったのちに島の南方、亜熱帯農業センターにたどり着く。
ここは日中は植物園で利用されているようだ。あたりは真っ暗で何も見えず星がちらほらと見えた。
快晴であれば満天の星空というのも可能だっただろう。
メインはオガサワラオオコウモリという固有種を探すのがメインであるが、いろんな植物についても
解説して頂けたかと思う。
★天気は悪くはなかったが、風がすごい・・・ボニンブルーシマの島田氏も風が強いので
コウモリがなかなか居座ってくれないとのこと。コウモリは夜行性なので赤いライトにて
探していたのでちょっと不気味に写った。
この農業センターもなかなか広いイメージがあり、山がそのまま植物園の敷地になったような印象。
地面に固形燃料みたいなものが沢山あり、嶋田氏によるとそれがコウモリの糞らしい。
食べたあとのカスがこうして固まったとのこと(でしたっけ?)
農業センターは全域を周ったものの残念ながらコウモリは観られなかった。
実際、手を広げるとかなりでかいらしい。ただ地面は歩くことが出来ず這うように歩くとのことだったので
一度観てみたいなあとは思いました。

★星空が綺麗だったんで、冬のおなじみ正三角形の解説や六角形というのもあるそうです。
六角形は雲で隠れてあまりよくわからなかったのですが・・・
星空って確かに綺麗なんですが、条件がすべて揃うのは本当に難しいですね。満天の星空というのは
これまで数えきる程しか観たことないですし、それだけに感慨深いです。
★農業センターを出ようというときに他のツアー団体が何やら集まっている様子。
光るキノコ「グリーンペペ」が生えているとのことです。
このキノコは夏が旬で冬に見るのは難しいので珍しいようです。
生えている場所もヤシの葉の裏という珍妙な場所でした。見つけた人はすごい観察力だなと思いました。
ここにしか生えていないようで、順番待ちで見ました。暗闇にボヤーっと仄かに光るキノコが
印象的でした。
★次は島の東海岸を走っている模様。。ここって昼間、私が自転車で走ってたとこですけどね(^^;
さて初寝浦の展望台付近を走っている間に、籠のような物が道端に設置されている。
これは猫を捕まえる為の物らしく小笠原の固有種を捕食するのを防ぐためのものらしい
猫は飼い猫が野生化した模様・・・いろいろ難しいんですねぇ。
同じくヤギも家畜が野生化した様子・・・昼間にも山でけっこう見かけましたわ。
★展望台からもうしばらく北上したあたりには宇宙開発の施設がありそこにはデカいパラボラアンテナ(?)が
ライトアップされてなかなか見ものだったと思う。
ちなみにこのアンテナは日本各地にあってそれを四角形で結んで電波を発しているという
壮大な設計のようです。漆黒の闇に現れる壮大な望遠鏡・・・存在感がありました。
ここから大村の市街地に戻る。解散前に大神山神社前の階段でコウモリを探したが見つからず・・・
解散と相成りました。なかなか楽しめました。こういうのはツアーじゃないと無理ですしね。
自転車ツーリングサイト「ちゃりたいむ」
:3、4日目の日記へ続く
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